ギュータースロー郡食肉工場でのコロナ集団感染対策の背景

 ドイツ西部のギュータースロー郡にある食肉工場で発生したコロナ集団感染は、コロナ対策の規制緩和後に発生した大規模感染で、緩和を進めていた規制を、対象地域に限って強化することとなった初めての例です。この規制強化に反発する住民や会社が提訴し、2つ目の裁判で仮命令を勝ち取ります。その結果、政府も、緩和後のコロナ対策につき、方針を転換することになりました。
 この経過を理解するには、政府が事前に決定していた規制緩和と一部強化の方針や、ドイツの地方制度について、知っておく方が良いと思うので、以下に説明したいと思います。
(20.07.28/20.08.02更新)
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緩和にあたって事前に決められた方針


ギュータースロー郡wikipediaより作成)

ギュータースロー郡とレーダ・ヴィーデンブリュック市

自治体性格面積人口備考
ギュタースロー郡969.2平方キロ36万5千人13市町村
レーダ・ヴィーデンブリュック市郡所属市86.7平方キロ4万9千人
ビーレフェルト市特別市258.8平方キロ33万4千人


食肉工場での集団感染と1回目のコロナ地域令


2回目のコロナ地域令と判決


判決を受けた連邦と州の方針転換


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