ドイツまちづくりQ&A 信号や標識のないまちづくり |
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2007年9月11日に、ロイターから、ドイツ西部の町ボームテが、「交通の安全性を高める最良の策として、繁華街の信号や停止標識を取り払うことを決めた」というニュースが流れました。その10日ほど後にドイツに出かける予定だったので、早速ボームテという町を地図で探し、何とか見つけました。そして、9月25日に1時間ほど訪問し、「Shared Space(共有空間)」の予定地を見てきました。
また、その後訪問した南ドイツのウルムでは、かつて車優先の大通りだったノイエ通りの整備が完成し、「信号のない横断ルート」が造られているのを見てきました:「横断歩道」と書きたいところですが、ラインがないので無理です。以前から、日本に比べてドイツの町は「歩行者に優しい」と感じていたので、それらの紹介を試みたいと思います。
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ヘルネ(ルール地方)のロータリー設置工事 |
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4から交差点を右折し北方向へ向かうトラック |
工事が始まったShared Spaceの南端部 |
大聖堂の塔から眺めた2000年のノイエ通り。市役所前は東行きが2車線+左折車線、西行きも2車線で、信号待ちの時間も、横断に必要な時間も、長く感じられた。 |
東行きも西行きも1車線になった2007年の市役所前のノイエ通り。信号はないが、歩行者は気楽に道路を横断でき、道路がまちを分断しなくなった。写真右端の建物は、以前の道路の中央に建っている。 |